最初に針を刺すところによって痛みは違います
歯医者さんの麻酔、実は痛くないんです!
「歯医者の麻酔は痛い…」
そう思っている方は、多いのではないでしょうか?
実は、麻酔の針を刺す場所によって、痛みが全然違うんです。
「麻酔の痛み」の秘密は、針を刺す場所の歯茎(粘膜)の性質にあります。
歯に近い粘膜は硬く、引っ張っても伸びません。一方、頬に近い粘膜は柔らかく、大きく伸ばすことができます。当院の無痛麻酔では、この 柔らかい粘膜を活かした独自技術で痛みを最小限に抑えます。
針を刺す際に、まるで太鼓の皮をピンと張るように粘膜を大きく伸ばします。こうすることで、粘膜が張って針もスムーズに入り、皮膚の下にある痛みのセンサーに針が当たる部分を極限まで少なく します。
従来の「チクッ」とした痛みを回避し、「いつ刺したのか分からなかった」と驚かれるほどの快適な麻酔を実現しています。
(下の図を参照)
敬友会では、痛みを最小限に抑えた麻酔を
当院では、まず頬に近い部分の粘膜を伸ばして麻酔をします。
少し時間を置いて、歯に近い部分にも麻酔をすることで、痛みを最小限に抑えます。
この麻酔方法は、当院の歯科医師全員が実践しています。
実際に患者様からは「今の麻酔には、針がないのですね!」と驚かれることがあります。極細針を備えた電動麻酔器をお見せすると、「 いつ刺したのか全然わかりませんでした」と、さらに驚きの声をいただきます。これは、痛みを分散させる当院独自の麻酔技術と、極細針 のなせる業です。
麻酔効果が高い麻酔薬も発売されました
長らくリドカイン製剤が主流だった歯科麻酔に、2025年、約23年ぶりに新しい選択肢として「セプトカイン」が日本国内で承認・発売されました。この麻酔薬は、1969年にドイツで開発されて以来、すでに 93か国で実績を持つ、高い麻酔効果と安全性を兼ね備えた製剤です。当院では、患者様により安全で快適な治療を提供するため、症例によってはこの新麻酔薬を導入しています。
セプトカインの大きな特徴は、麻酔が効きにくい方にも有効性が期待できる点です。従来の麻酔薬に比べ、体内に蓄積しにくく、速やかに分解・排出されるため、全身への負担が少ないとされています。また、心拍数が上がりにくく 、治療後の麻酔も早く切れるため、違和感が少ないのもメリットです。この新しい麻酔薬を、当院独自の「痛みを分散させる技術」と組み合わせることで、患者様の不安を解消し、より質の高い無痛治療を実現します。
最初に麻酔の針をさす部位の違い
相模原敬友会歯科では、電動麻酔器を使用しています
小児歯科での対応
痛くない治療は、「安心」と「安全な麻酔」から
当院では、お子様の体に負担をかけない安全性を最優先し、麻酔処置を行っています。極細針を備えた 電動麻酔器と独自の麻酔技術を駆使し、麻酔注射の痛みを極限まで軽減。 痛みや不安を感じさせないことで、お子様が安心して治療に臨める体制を整えています。
独自の「痛みを分散させる」麻酔技術
小児歯科では、痛みを与えない配慮が非常に大切です。当院では、お子様の緊張を解くために、麻酔の前に粘膜を引っ張る練習から始めます。さらに、治療と関係のない話をしながら(気をそらしながら)粘膜をそっと引っ張り、 針が粘膜に当たる感触をほとんど感じさせないよう細心の注意を払って麻酔を行います。