小児歯科 治療の流れ
初診時の流れ
お話をお聞きします
まずは、お話を聞かせてください
当院では、いきなり診療台には座っていただきません。
まずは、専用のカウンセリングルームで、ゆっくりとお話をお伺いします。
- お口のお悩みやご希望
- 治療への不安や疑問
- その他、気になること
どんなことでも、お気軽にお話しください。
治療方針や虫歯の基礎知識も、丁寧にご説明
カウンセリングでは、当院の治療方針や、虫歯に関する基礎知識なども、分かりやすくご説明します。
- 治療の流れ
- 治療方法の選択肢
- 予防方法
患者様が納得できるまで、丁寧にご説明いたします。
診療の流れ
トレーニング
歯医者さん、怖くないよ!お子様の「慣らしトレーニング」
初めての歯医者さんは、お子様にとってドキドキする場所かもしれません。
特に、耳鼻科などで怖い思いをした経験があると、余計に不安になることもありますよね。
相模原敬友会歯科では、そんなお子様のために、無理なく治療に慣れてもらうための「慣らしトレーニング」を行っています。
5回を目安に、ゆっくりステップアップ
- まずは、器具に触れてみよう!歯医者さんで使う器具に触れて、どんなものか知ってもらいます。
- 色々な音を聞いてみよう!治療で使う機械の音を聞いて、慣れてもらいます。
- 少しずつ、お口の中にも挑戦!器具をお口の中に少しずつ入れて、慣れてもらいます。
- 練習の成果を、本番で試してみよう!練習で慣れたことを、実際の治療で試してみます。
- もし、まだ怖かったら…無理せず、また練習から始めましょう。
お子様のペースに合わせて、無理なく進めます
お子様一人ひとりのペースに合わせて、トレーニングを進めていきます。
「今日はここまで」「もう少し頑張ってみよう」
お子様の気持ちに寄り添いながら、少しずつステップアップしていきましょう。
お子様が笑顔で通える歯医者さんを目指して
当院では、お子様が「歯医者さん、怖くない!」と思えるように、様々な工夫をしています。
ご不明な点やご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください
診療の流れ
レントゲン撮影
お子様の小さな虫歯も、見逃しません!レントゲン検査
お子様の歯は小さく、歯と歯の間もぴったりくっついているため、虫歯を見つけるのが難しい場合があります。
マイクロスコープを使っても、見落としてしまうことがあるんです。
そのため、レントゲン検査でお口の中をしっかり確認することが大切です。
レントゲン検査、安心してください!
「レントゲンって、被ばくが心配…」
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、最新のデジタルレントゲンを使用し、撮影時間も短く、被ばく量も最小限に抑えています。
安心してレントゲン検査を受けていただけます。
お子様の歯を守るために
- 虫歯の早期発見
- 歯の成長確認
- 歯並びの確認
レントゲン検査は、お子様の歯の健康を守るために、とても大切な検査です。
診療の流れ
治療です
お子様の治療、安心してお任せください!
当院では、お子様の治療は原則として母子分離で行っています。
「うちの子、ちゃんと治療できるかな?」
と心配な保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください!
当院では、お子様の不安な気持ちに寄り添い、優しく声かけをしながら、治療を進めていきます。
マイクロスコープで、精密な治療を
治療には、肉眼では見えない細部まで拡大できるマイクロスコープを使用します。
小さな虫歯も見逃さず、精密な治療を行います。
治療期間は、原則4回程度
根の治療がない場合、原則として4回程度の通院で治療が完了します。
お子様の負担を最小限に抑え、スムーズな治療を目指しています。
詰め物をする時は、ラバーダムを使用
歯に詰め物をする際は、原則としてラバーダムというゴムのマスクを装着します。
ラバーダムを使うことで、唾液や水分が歯に付着するのを防ぎ、清潔な状態で治療を行うことができます。
お子様の歯を守るために
- 治療の様子を録画し、保護者の方に確認していただきます。
- マイクロスコープを使用し、精密な治療を行います。
- 専門のスタッフが、お子様の不安な気持ちに寄り添い、優しく声かけをします。
- ラバーダムを使用し、清潔で安全な治療を行います。
診療の流れ
メンテナンス
お子様の歯を、徹底的に虫歯から守る!小児歯科の定期メンテナンス
お子様の歯は、大人の歯よりも弱く、虫歯になりやすいことをご存知ですか?
当院では、お子様の歯を虫歯から守るために、定期的なメンテナンスをおすすめしています。
小児歯科の定期メンテナンスの内容
- 歯科衛生士によるメンテナンス歯磨き指導(お子様の年齢に合わせた歯ブラシの選び方や使い方)
- フッ素塗布
- 歯周病チェック
- 食生活のアドバイス
- 歯科医師によるメンテナンス虫歯チェック
- 歯並び・噛み合わせチェック
- 全体的なお口の健康チェック
定期メンテナンスのメリット
- 虫歯の早期発見・早期治療
- 健康な歯並び・噛み合わせの育成
- 歯医者さん嫌いの克服
- 歯磨き習慣の定着
こんなお子様におすすめ
- 虫歯になりやすいお子様
- 歯医者さんが苦手なお子様
- 歯磨きを嫌がるお子様
- 歯並びが気になるお子様
特に虫歯のリスクが高いお子様へ
虫歯のリスクが高いお子様には、月1回の定期メンテナンスをおすすめしています。
頻繁なメンテナンスで、虫歯の進行を防ぎ、早期発見・早期治療につなげましょう。
定期メンテナンスで、お子様の歯を虫歯から守り、健康な歯並びを育てましょう!
ご不明な点はお気軽にご相談ください
治療について
レジン充填
虫歯が神経まで行っていなく、かつ隣の歯との接触点が保たれている場合

虫歯を、白い詰め物でキレイに!レジン充填の流れ
- 麻酔で、痛みをなくします治療中の痛みを抑えるために、麻酔をします。
- ラバーダムで、清潔な状態をキープ唾液や水分が歯に付着するのを防ぎ、清潔な状態で治療を行います。
- 虫歯を、しっかり除去虫歯の部分を丁寧に削り取ります。
- 接着剤で、しっかり密着歯と詰め物をしっかり密着させるために、接着剤を塗布し、光で固めます。
- ハイブリッドセラミックで、自然な仕上がり歯科用のハイブリッドセラミックを詰め、光で固めます。
- 形を整えて、噛み合わせも調整詰め物の形を整え、噛み合わせも調整します。
- ラバーダムを外して、終了!ラバーダムを外し、治療完了です。
麻酔後の注意点
- 麻酔後、唇や頬の感覚が鈍くなります。誤って噛んでしまうことがありますので、ご注意ください。
- 麻酔が効いている間は、唇や頬を触らないようにしてください。
- 食事は、麻酔が切れてからにしましょう。
- 熱い飲食物は、麻酔が効いている間は避けてください。
- お子様の場合、麻酔が効いている間は、唇や頬を触ったり、噛んだりしないように、保護者の方が注意して見てあげてください。
- もし、麻酔後に何か異常を感じたら、すぐに歯科医院にご連絡ください。
乳歯冠
広範囲に虫歯が広がっている場合。または神経を取った乳歯

大きな虫歯も、しっかり治療!乳歯冠の流れ
- ラバーダムで、清潔な状態をキープ唾液や水分が歯に付着するのを防ぎ、清潔な状態で治療を行います。
- 虫歯を、しっかり除去(麻酔必須)大きな虫歯の場合、虫歯の部分を丁寧に削り取ります。
- 治療中の痛みを抑えるために、麻酔をします。
- 乳歯冠を、ピッタリ合わせて試着適合するサイズの乳歯冠を選び、歯にピッタリ合うか試着します。
- ラバーダムを外して、最終チェックラバーダムを外し、乳歯冠の適合状態を最終確認します。
- セメントで、しっかり装着乳歯冠をセメントでしっかりと装着し、治療完了です。
乳歯冠のメリット
- 大きな虫歯でも、歯を抜かずに治療できる可能性があります。乳歯冠は、大きく進行した虫歯でも、歯を抜かずに治療できる可能性を高めます。
- 丈夫な乳歯冠で、歯の寿命を延ばすことができます。乳歯冠は、耐久性に優れており、乳歯の寿命を延ばし、健康な永久歯の育成をサポートします。
- 永久歯の歯並びにも良い影響を与える可能性があります。乳歯は、永久歯の正しい位置への誘導役も担っています。乳歯冠で乳歯を保護することで、永久歯の歯並びにも良い影響を与えることがあります。
- 再発する虫歯を防ぐ虫歯を削って治療した部分を完全に覆うことで、細菌が再び侵入するのを防ぎます。特に虫歯が進行しやすい子どもにとっては大きなメリットです。
- 歯の強度を補う深刻な損傷を受けた乳歯は、脆くなりがちです。乳歯冠を装着することで、歯の強度を補強し、日常的な咀嚼に耐えられる状態を維持できます。
- 既製品を使うので即日装着できる乳歯冠による治療では、もともと被せ物の形をした銀歯を使うので、その日に治療を完了させることが可能です。小さなお子さまは、長い治療時間に耐えられないことも多いため、即日治療が完了するというのは非常に有益といえます。
- 歯を削る量が少ない乳歯冠で虫歯治療を行う場合は、通常の被せ物治療よりも歯を削る量が少なく済みます。これは歯髄までの距離が短い乳歯にとって、非常に都合の良いことといえます。
- 乳歯冠の治療は、専門的な知識と技術が必要です。専門の小児歯科医にご相談ください。乳歯冠による治療は、お子様の成長や歯の状態を考慮した専門的な知識と技術が必要です。専門の小児歯科医にご相談ください。
乳歯冠には、主に以下の2種類の材質が使用されます。
1. 銀色の乳歯冠(金属冠)
- 歯科用ステンレス:耐久性に優れており、長期間の使用に適しています。保険適用のため、費用を抑えることができます。
- 特徴:
- 強度が高く、耐久性に優れている
- 虫歯の再発を防ぐ効果が高い
- 保険適用で費用を抑えられる
- 見た目が銀色で目立つ
2. 白い乳歯冠(ジルコニア冠、またはハイブリッドセラミック冠)
- ジルコニア:セラミックの一種で、強度と美しさを兼ね備えています。金属アレルギーの心配もありません。
- ハイブリッドセラミック:セラミックとレジン(歯科用プラスチック)を混ぜ合わせた素材で、自然な色合いと適度な強度を持ちます。
- 特徴:
- 見た目が自然で美しい
- 金属アレルギーの心配がない
- 強度も比較的高い
- 保険適用外のため、費用が高くなる
シーラント
初期う蝕または、虫歯になる前に行います。

虫歯予防の強い味方!シーラント
シーラントは、奥歯の溝を薄いプラスチックで埋めることで、虫歯を予防する治療法です。
- 歯の表面をキレイに歯の表面を特殊な薬剤(酸)またはレーザーで処理し、シーラントが付きやすい状態にします。
- 溝をしっかりコーティング奥歯の溝にシーラントを丁寧に流し込み、光で固めます。
- 保険適用で、お子様も安心シーラントは健康保険が適用されるので、費用を抑えて治療を受けることができます。
シーラントのメリット
- 虫歯になりやすい奥歯の溝を、虫歯から守ります。
- 歯を削らないので、痛みもほとんどありません。
- フッ素も含まれているので、歯質を強化する効果も期待できます。
外れてしまっても、それまでの間に、フッ素イオンの放出が行われますので、歯を強化する事が出来ます。




保隙(ほげき)
乳歯が早めに抜けちゃった!どうしたらいいの?
お子様の乳歯が、まだ生え変わりの時期じゃないのに抜けちゃった…
そんな時、どうしたらいいか不安になりますよね。
実は、乳歯が早めに抜けてしまうと、永久歯の歯並びに影響が出てしまうことがあるんです。
乳歯が抜けると、どうなるの?
特に、奥歯の乳歯が抜けてしまうと、周りの歯や、これから生えてくる永久歯が、抜けたスペースに移動してきてしまうことがあります。
例えるなら、隣の人が引っ越して空いたスペースに、みんなが詰めかけちゃうイメージです。
特に奥歯は、これから生えてくる永久歯のスペースを確保する大切な役割があるので、隙間が埋まってしまうと、永久歯が正しい位置に生えてこられなくなってしまうんです。
早めの対処が大切!「保隙(ほげき)」でスペースを確保
そこで登場するのが、「保隙(ほげき)」です。
- クラウンループ
- バンドループ
- 義歯のようなタイプ
など、様々な種類の装置があります。
これらの装置を使って、乳歯が抜けたスペースを確保することで、永久歯が正しい位置に生えてくるのを助けます。
保隙装置の一部は、保険適用!
乳歯に装着する保隙装置のうち、クラウンループやバンドループは、健康保険が適用されます。
もし、歯が移動してしまったら…
もし、歯が移動してしまった場合は、矯正治療が必要になります。
この場合、矯正治療は保険適用外となります。
お子様の歯並びを守るために
乳歯が早めに抜けてしまった場合は、早めに歯科医院にご相談ください


コラム
ラバーダムの必要性
治療中の「湿気と唾液」をシャットアウト!ラバーダム
治療中に、お口の中に水や唾液が溜まって、なんだか気持ち悪い…
そんな経験はありませんか?
ラバーダムは、薄いゴム製のシートで治療する歯だけを露出させることで、お口の中を快適に保ち、湿気と唾液から歯を守るためのアイテムです。
ラバーダムの3つのメリット
- 清潔な治療:唾液や水分などの湿気が歯に付着するのを防ぎ、清潔な状態で治療できます。
- 精密な治療:歯茎をゴムの力で押さえることで、虫歯の部分が露出し、より精密な治療が可能になります。
- 安全な治療:治療器具や薬剤が、お口の中の粘膜に触れるのを防ぎ、安全に治療を進められます。
お子様の治療にも、ラバーダムは不可欠
一般的には根管治療で使われることが多いラバーダムですが、当院ではお子様の虫歯治療にも積極的に使用しています。
お子様のお口の中は、大人よりも小さく、唾液も多いため、ラバーダムを使うことで、より安全で確実な治療を行うことができます。
保険適用外でも、追加費用は一切なし!
以前は保険適用でしたが、現在では保険適用外となってしまいました。
しかし、敬友会の小児歯科では、お子様の虫歯治療には必ずラバーダムを使用します。
追加費用は一切かかりませんので、ご安心ください。
ラバーダム装着時は、麻酔を行います
ラバーダムを装着する際は、痛みを抑えるために麻酔を行います。
・湿気を防いで樹脂の接着力アップ
・唾液の侵入を防ぐ
・虫歯の部分の取り残しを防ぐ
・舌や頬を傷つけない
歯の間にも歯茎があります。そこにちょうど、虫歯があるのです。そこの虫歯を取り残すのが大きな問題なのです。
レントゲンの必要性
お子様の小さな虫歯も見逃さない!レントゲン検査の重要性
「うちの子、ちゃんと歯磨きしてるから大丈夫!」
そう思っていても、乳歯は見た目では虫歯があるかどうか分かりにくいんです。
特に、歯と歯の間や、奥歯の溝などは、虫歯が進行していても気づかないことがあります。
なぜ、レントゲンが必要なの?
レントゲン検査では、肉眼では見えない歯の内部や、歯と歯の間の状態を確認することができます。
- 隠れた虫歯の早期発見
- 永久歯の成長確認
- 歯並び・噛み合わせの確認
お子様の歯の健康を守るために、レントゲン検査はとても大切な検査なんです。
レントゲン検査、安心してください!
「レントゲンって、被ばくが心配…」
そんな風に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
当院では、最新のデジタルレントゲンを使用し、撮影時間も短く、被ばく量も最小限に抑えています。
小児のレントゲン撮影は、素早さが求められます。しかも正確なポジショニングが必要です。よって、専門性が要求されます。
見た目では虫歯が無いように見えますが、レントゲンを撮影しましたら合計8本の虫歯がありました。
麻酔をします
乳歯の治療も、痛みを最小限に!安心の麻酔
「乳歯の治療って、痛いのかな…」
そう心配されるお子様や保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
相模原敬友会歯科では、神経のある乳歯を削る場合には、必ず麻酔を行います。
お子様への配慮
- 痛みを最小限に抑えるために、表面麻酔と局所麻酔を併用します。
- 針を刺す場所や角度にも配慮し、痛みを軽減します。
- お子様の様子を見ながら、ゆっくりと麻酔を行います。
麻酔後の注意点
- 麻酔後、2時間程度は唇や頬がしびれます。
- 誤って噛んでしまうことがありますので、保護者の方は注意して見てあげてください。
- 熱い飲食物は、麻酔が効いている間は避けてください。
- もし、麻酔後に何か異常を感じたら、すぐに歯科医院にご連絡ください。
安心・安全な治療のために
当院では、お子様の不安な気持ちに寄り添い、優しく声かけをしながら、治療を進めていきます。
ご不明な点やご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

笑気ガスによる鎮静
歯医者さん、怖くない!リラックスして治療を受けよう
「歯医者さん、怖い…」
そう思っているお子様も、多いのではないでしょうか?
相模原敬友会歯科では、お子様がリラックスして治療を受けられるように、笑気ガス鎮静法を取り入れています。
笑気ガス鎮静法って、どんなもの?
笑気ガス鎮静法は、鼻から笑気ガスを吸入することで、精神をリラックスさせる方法です。
笑気ガスは、全身麻酔にも使われる亜酸化窒素ですが、歯科治療で使用する濃度では、意識を失うことはありません。
個人差はありますが、ふわふわと心地よい気分になり、痛みを感じにくくなります。
笑気ガス鎮静法のメリット
- リラックスして治療を受けられる
- 痛みを和らげる効果がある
- 嘔吐反射を抑える効果がある
- 治療後、速やかに効果がなくなる
- 副作用の心配がほとんどない
- 保険適用で、費用を抑えられる
こんなお子様におすすめ
- 歯医者さんが怖いお子様
- 痛みに敏感なお子様
- 嘔吐反射が強いお子様
- 歯科治療に不安を感じるお子様
安心・安全な治療のために
当院では、お子様の安全を第一に考え、笑気ガス鎮静法を行っています。
ご不明な点やご不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
