主要設備

  歯科用マイクロスコープ(ドイツ:カーツァイス社製)

  暫定5台設置(小児歯科2台・成人歯科3台)

歯を4倍から25倍程度に拡大して見る事が出来ます。精密歯科診療には必須です。敬友会の歯科医院では、全ての歯科診療にマイクロスコープを用います。更に歯科衛生士によるメンテナンスにも用います。当初は暫定5台の導入になりますが、順次、設置してまいります。尚、マイクロスコープを使っても使用料の様な追加費用はございません。 敬友会には相模原を含めて30台のマイクロスコープの設置があります。この台数は大学病院よりも遥かに多いです。また、全ての医療スタッフがマイクロスコープが使えるようにトレーニングされている施設は稀と言われています。

  歯科用CTスキャナー・セファログラム

小児フロアと成人フロアに各設置

歯を立体として撮影できるレントゲンです。歯の根の治療や歯周病の診断、インプラントを行う場合にも必須のレントゲンです。また、セファログラムと言う、頭蓋の規格撮影ができる装置も装備されています。このレントゲンは矯正歯科診療には必須です。当院では2台のCT装置が設置されていますが、同じ機種で同じソフトウエアで動いておりますので、どちらの装置で撮影をしても各ユニットのモニターに表示する様になっています。


歯科用CTのメリット

  • 歯や周囲の骨を立体的に観察できます。根管治療やインプラント、歯周病の治療には必須です。
  • 矯正治療にあたって、周囲の骨の量から歯の移動を考えます。
  • 従来のレントゲンと違って、周囲の組織の映り込みがありません。よって歯性上顎洞炎の診断には必須です。

 デジタルデンタルレントゲン(CCD方式・IP方式)

従来からの レントゲンですが、最新鋭のCTの様な装置でも、歯の間の虫歯の確認等にはまだまだ、非常に有効なレントゲンです。当院では、CCD方式とIP方式の両方式の装置を装備しています。CCD方式は瞬時に撮影ができるほで主に大人の方。IP方式はセンサーが薄いのでお子様に使います。いずれにしても、デジタル方式ですので、フィルムを現像していた頃に比べると10分の1の被ばく量です。


セレックシステム・イーマックスシステム

約340年ほど前にドイツで開発され、現在はアメリカの機器であるセレックシステム。ペン型のビデオカメラで削った歯をスキャンしてから、パソコンで被せ物を設計します。そのデータに基づいて付属のミリングマシン(削り出し機器)で精密に被せ物を削り出して作ります。敬友会の診療所では最新のソフトウエアを搭載したセレックを運用しています。その正確さは、5年前とは比べ物になりません。尚、小机では1日では歯を削って、被せるまでが2時間程度で終わりますが、相模原でもこの様に出来るように順次体制を整えて行きます。

エルビウム・ヤグレーザー

レーザーの光線で歯を削ることができます。小児の6歳臼歯や高齢者の前歯の切端の様な、歯を細い幅で削る場合に非常に適しています。また、歯以外でも熱を発生しにくいために、インプラント周囲炎や、歯周病の治療にも使用できます。

衛生設備・滅菌衛生管理

口腔外バキューム

 全ての診療台に設置

歯を削ると、歯の切削片等が空気中に漂うとされています。それを吸い取る装置です。感染予防の観点からも必要です。

ミーレジェットウォッシャー

ドイツの電化製品メーカー、 ミーレ社の医療用の洗浄器。ほぼ熱湯に近い97度でピンセット等を器具を洗浄します。これだけでもほぼ感染性の物質は除去できるとされています。敬友会では、この洗浄器での洗浄を経てから滅菌をいたします。筒の様な中空構造の器具もジェット噴射で内部まで洗浄する事ができます。

スタッフに於いても器具はこの機器で洗浄し、手洗いをしませんので、誤って手に刺す事故も起こりません。

滅菌機(クラスB)

オーストリアW&H社製の滅菌器。真空ポンプ内蔵のため、中空構造の歯科医療機器も確実に滅菌が出来ます。尚、クラスBは滅菌器の最高規格です。尚、クラスAという規格は存在しません。

また、診査器具類は個別に滅菌パックに入れて滅菌。患者さん毎に開封する方式にしています。



ハンドピース用滅菌器

か患者さんの口の中で歯を削る、ハンドピースと言う器具があります。当院では30本以上を所有し、全て使用後は専用のハンドピース滅菌器で滅菌いたします。



個別滅菌パックの器具

個別滅菌器具

ピンセットやミラー等、お口の中に使う小器具は個別のパックに入れて滅菌処理をしています。なお、トレー等は使い捨てを使用しています。