即日被せものが完成し装着できます。ワンデーセラミック

従来の方法

歯に被せものを作る場合、日本で現在主流の方法は、実はかなり時代遅れの治療方法なのです。

その主流の方法は「ロストワックス法」

これを簡単に説明します。まず、歯科技工士が蝋細工をして被せものの原型を作り、それを固まる砂の中に埋めて固めます。それに熱を加えて蝋の部分を溶かします。そこに金属などを流し込みます。そして、金属が冷めたら、砂から金属を取り出して磨くのです。

これは、鎌倉や奈良の大仏を作った方法の進化系です。

そもそも、金属を鋳造で作ると、必ず収縮します。それを補うために、膨張する砂の中に埋めるなどの、調整をしています。工程が多い分、時間がかかります。そして、エラーが積み重なると、寸法変化や変形、いろいろなことがおこり、歯に装着できない被せものになります。

しかし、この様な方法は過去のものになりつつあります。このロストワックス法に変わるのが

「CAD/CAM法」です。

これも被せものを作る方法です。しかし、歯科の業界だけの方法ではなく、産業界で広く使われている方法です。コンピューターで設計して、そのデータに基づいて、素材を機械で削り出して完成です。

歯科ではその素材がセラミックブロックです。これは、工業的に作られています。それを削るだけですので、金属の様な収縮はしません。よって、加工精度さえ良ければコンピュータで設計した通りの被せものができます。それもロストワックス法の様に蝋細工も砂に埋めて固まるのを待ってから鋳造をする様な時間は一切かかりません。

よって、短時間で正確な被せものを造る事ができるのです。

大仏
野ざらしですが、国宝の鎌倉大仏

銀歯は、大仏を作る方法に類似しています。相当アナログです。

CAD/CAM法

10分程度でセラミックのブロックを歯の被せものの形に正確に削ります。

CAD/CAM 技術を用いた冠の特徴を詳しく説明します

被せもをする治療が1時間から3時間以内に全て終了します

大きく歯が壊れている場合、被せて強度を保持する必要があります。この場合、虫歯の部分を削り取ってから、歯科用セメントで穴埋めをして、成形します。これを、スキャニング(以下で説明)をしてパソコン上で設計します。そのデータをもとにセラミックのブロックを専用の工作機械で削ります。早ければここまでで30分です。そして長石系のセラミックならそのまま歯に装着して治療は終了します。よって1時間で終了です。麻酔が切れるまでに終了してしまいます。しかし、長石系のセラミックは強度が落ちるので、奥歯にはあまり適しません。その場合、二珪酸リチウムというセラミックのブロックを使います。このブロックは削り出した後に、専用の電気炉で20分程度、870度程度で焼きます。この操作が入るだけ、二珪酸リチウムの場合、時間がかかります。それでも2時間半から3時間あれば、装着まで終了します。


仮歯の期間がありません。

被せものの治療を経験した事がある人なら分かるはずです。仮歯の間が実に不快な日々なのです。そして、仮歯を外すときも不快。リムーバーという器具で行うのですが、仮歯には引っ掛かる部分が殆ど無いのでリムーバーをひっかける歯茎と仮歯の間が痛い場合が多いです。やっとの思いで仮歯を外してもらったら、今度は歯に残った仮歯用のセメントを外す必要があるのです。これも神経が有る歯の場合は、麻酔をしなければかなり痛いのです。更に、このセメントが歯にこびりついて完全に除去ができないので、被せものとの接着を阻害する原因になるのです。

そして、歯科医療関係者からすると、仮歯ほど面倒なものは無いのです。健康保険には診療報酬は有りません。それで1週間後には捨てので、速乾性のプラスチックの様なもので覆うだけの場合が多いのです。

その様な状態で1週間も使っていると、奥歯の2本でも一緒に治療しようものなら、筋肉の動きによって、咬み合わせの高さが下がるのです。そして出来上がってきた被せものを入れる場合、その咬み合わせに合わせますので、結局、高さが下がった状態で装着せざるをえないのです。このズレが将来的に、顎関節症を招くおそれがあるのです。

ですから、仮歯の期間がないのは、患者さん、歯科医療関係者、両方にとって良いのです。

吐き気を催す型取りもありません。非接触のビデオ撮影のみです。

被せものを作製するプロセスが従来の方法と全く違います。従来の方法は、石膏の模型を作ってその上で、歯科技工士が作業をしていました。ワンデーでセラミックの被せものを作る方法は、全て、パソコン上のバーチャルの模型上で行います。よって歯型を採る代わりに、被せる歯のビデオ撮影だけで済みます。これは、ペン型のビデオカメラで行います。早ければ、1〜2分で終了します。当然、歯型を採るようなドロドロの歯科材料を口の中に入れませんので、吐き気は起こりません。

コンピューター設計で非常に正確な被せものが出来上がります。

歯型のビデオ撮影をしたデータを基に、被せものを作ります。これは多くの人の歯の形を人工知能(AI)に読み込ませて、理想的な歯の形態を提案できるようにプログラムされています。この設計をするソフトウエアは、ほぼ毎年、バージョンアップが行われています。相模原敬友会歯科の母体である医療法人敬友会では、この装置を10年程度前から使用していますが、ソフトウエアの進化により、被せものの精度は非常に高いレベルになっています。よって、従来のロストワックス法で作った被せものよりも、調整は遥かに少なく済みます。

材質はほぼ歯に近く、審美性も抜群です。

被せものになる素材は、ヨーロッパの工場で生産されています。よってセラミックの中に気泡が入っているようなことは無く、非常に信頼性の高い素材のブロックとして供給されます。このセラミックを院内にある専用の工作機械で削ります。ちょうど、氷の彫刻を作るような具合です。専用のドリル2本が内面と外面を削って作り上げます。

二珪酸リチウム(イーマックス)のブロックは非常に審美性が高く、艶もあり強度も歯に近く、現在、歯科で使われている素材で最も歯に近いと思われます。

セラミックは歯科用セメントと接着します。

実は、歯科用のセメント(接着剤)は金属とはそれほどくっつきません。よって、なるべく嵌まり込む様に歯を削り被せものを作るのです。ですから、力学的に強い力がかかると金属が外れてしまう事があるのです。

しかし、セラミックはシランカップリング材という接合物質を介することにより、セラミックと歯科用セメントは科学的に結合ができるのです。よって、金属材料より遥かに外れにくいのです。そして、奥歯の場合、歯の高さがあまりないと、金属では、嵌まり込まないので、神経を取って歯の中にアンカーを打ち込む様にして被せる必要がありました。

しかし、この様な事をすると、数年で歯根が割れてしまいました。しかし、二珪酸リチウム系のセラミックの場合は、接着剤で歯に強固に接合しますので、嵌まり込む構造が不要なのです。よって、神経を取るような処置もいらなくなりました。

ジルコニア系のセラミックは金属に近いために、あまりセメントが接着しません。敬友会ではこの素材はなるべく使わないようにしています。

セラミック治療の欠点

割れてしまうことがあります。

金属は外れますが、割れることは、ほぼ有りません。それは金属特有の”しなり”があるからです。しかし、ガラスに近いセラミックの場合は、この”しなり”が殆ど無いので、割れることがあるのです。長石系のセラミックは二珪酸リチウム系のセラミックより強度が落ちますので、奥歯にはあまり使用をしない方が良いです。

ただ、これらのセラミックはかなり固いので、落としたり指で潰せるようなものでは有りませんし、普通に咬んでいて割れることはほぼありません。しかし咬む力は1平方センチあたり、80キログラムから300キログラム程度と言われています。つまり、体重が80キロ以上の人が履くハイヒールの踵で毎日踏まれる様なものです。よって、咬む力の強い人の場合、割れることは無くはないのです。しかし歯根が折れるわけではないので、被せものをやり直せば元通りになります。

本当の歯も強い力で割れます。特に咬合力が強い人では割れる確率が高いです。セラミックはその性質に近いといえるのです。金属の様に割れる事が極端に少ない素材の場合、強い力で歯根が割れてしまう場合も多いのです。

相模原敬友会歯科では3年間の保障を設けております。なお、定期的なメンテナンスに来院されるのが条件となっております。